世界中で
熱く語られる
ことを夢見て

国際ライツ事業部

2009年入社

これまでの社歴

  • 書籍第一販売部
  • 国際ライツ事業部
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私の仕事

MY JOB

国際ライツ事業部では、自社作品の翻訳、映画化、商品化など、著作権の海外での二次利用を担当します。部署は漫画・雑誌・書籍・映像の四班に分かれ、更に、国・地域が各個人に割り振られます。
 いずれの班でも基本的な仕事は同一で、市場調査から始まり、条件交渉を経て、制作監修やプロモーション、印税の管理までを行います。加えて、映像班は、テレビ局、映画会社、広告会社、ゲーム会社、音楽会社、アニメ制作会社等と協力して仕事を進めていくことが特徴です。

現在、私は映像班に属し、北米・英国・豪州を含む英語圏の地域を担当しています。インターネットの発達により、日本のアニメを海外に同時配信できる環境が整った結果、海外企業は日本のアニメ配信や漫画の実写化に、より積極的になっています。
 これは、世界中に日本アニメのファンを増やす好機であり、私も北米の大手配信会社やハリウッドのスタジオと直接交渉する機会が増えました。

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交渉にあたっては、個々の原作や市場の特性を踏まえながら、どの会社と組むのがベストか、取引条件は妥当か、契約締結後のプロモーションをどう行うか、外国でも喜ばれる商品アイテムは何か等を検討し、作品の認知度と売り上げの最大化を目指しています。

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国際ライツの仕事

雑誌、書籍、コミックの出版権を海外の出版社にライセンスする際の窓口として、契約交渉や商品の監修などを行います。

一番印象に残っている仕事

セーラームーン、10年の時を越えて

 漫画班にいた頃、経済状況の悪化で取引が停滞していた中南米市場の再開拓をすることになりました。中南米は日本の真裏、出張も滅多なことでは行けません。翻訳出版する権利のライセンスに向けた交渉を進めながらも、読者はいるのだろうか、ラテンなノリの裏で支払いが突然停止したりはしないか等、実は戦々恐々でした。
 しかし、2014年に『美少女戦士セーラームーン』の刊行を開始すべく、プロモーション立案と下見を兼ねてブラジルの取引先を初めて訪れた際、自分の悩みがいかに杞憂だったかを知りました。1998年の通貨危機前にセーラームーンのアニメを見ていた子供達が、作品を覚えてくれていたのです。
 日本で洋書の価格が高いように、海外で日本の漫画はやや高め。しかし、ちょうど良い塩梅に、当時の子供達は漫画が買える年齢に成長しており、刊行を熱狂的に喜んでくれました。これは、アニメと出版の相乗効果が垣間見えた瞬間でした。
 現在、私は映像班にてアニメを放映・配信する権利を各国に営業していますが、引き続き、次世代へと作品を繋いでいきたいです。国際ライツ事業部の仕事は、自分が感動した作品を、言語や住む場所が異なる人々にも届けることができ、どこかの国の誰かの人生を大きく変えるかもしれないという意味で、やりがいに溢れています。

22年目の告白―私が殺人犯です―

ブラジルの出版社の方と現地のファンに囲まれて。流石リオのカーニバルの国、衣装のクオリティーがとても高い!

ある1日のスケジュール

10:00

出社。新作アニメの北米プロモーションに関する電話会議

11:00

海外取引先からのメールをチェック

13:00

ランチ(社内カフェテリアの野菜スムージーが美味!)

14:00

漫画のハリウッド実写化オファーの内容を精査。
複数の配信会社から届いた、アニメの海外ライセンス条件を比較

16:00

アニメの製作委員会に出席

17:00

ライセンス契約書の確認

英文契約書は分厚く、読み解くのに骨が折れます……。ただ契約至上主義の国が多く、負けてられません。

ライセンス契約書の確認

18:00

アニメの商品サンプルの色味やデザインを監修

海外メーカーから送られてきたTシャツの色味チェック。海外と日本のメーカーでは発色に差があるので注意。

アニメの商品サンプルの色味やデザインを監修

20:00

来日中の海外取引先と会食後、帰宅

実際に顔を合わせて話し合い、信頼関係を醸成していくことも大事です。美味しい食事もついてきます。

来日中の海外取引先と会食後、帰宅

なんでもQ&A

Q1

あなたが思う「講談社」の魅力

多様性(人も、考え方も、仕事も全て多様。飽きません!)

Q2

今の部署で必要な資質は何?

探究心、開拓精神、粘り強さ

Q3

おすすめの本とその理由(版元・ジャンルを問わず)

村上隆『芸術起業論』:日本の現代美術をいかにして世界標準にするか熱く書かれた本。「文化は闘争の局面の一つ」という言葉に鼓舞されます

Q4

就職活動中、出版以外に考えていた業種、職種

映画業界、メーカー、商社等で、ライツ関連の職種を見ていました。結局、「物語」の源である原作が豊富な出版社は大正解。原作を元に、映画化、アニメ化、TVドラマ化、おもちゃ化、海外取引、すべてが出来る環境でした!!

Q5

就職活動中の方へひとこと

「みんな違ってみんないい」を地でいく会社です。講談社の面接官には思う存分、個性と意見をぶつけてみてください!(余談ですが、講談社は研修制度も充実しています。本人が希望すればですが、私も英文法務のコースや、映像分野の教育に定評のある米UCLAのワークショップに会社から派遣してもらえました!)

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