INTERVIEW 03
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アイコン読者に作品を届けるために
「何でもやる」のは、
紙もデジタルも変わらない

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入社以来、営業部門でおもに製造やコミック販売などの「紙」の本を扱う業務に携わってきて、2017年2月、コミックを中心に「デジタル」で販売する営業部門の部長となりました。紙とデジタルの営業の違いはどういったところにあるのでしょうか。

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 よく聞かれることなのですが、基本の軸は変わりません。コミック販売のときに叩きこまれたことですが、「作品を届けるためなら、何でもやる」というのが、販売セクションで働くものの基本的なスタンスです。なので、「読者に届けるための手段」としてのデジタルに担当業務が代わっただけだと考えています。講談社として、紙とデジタルの同時発売を目指しているのも、そういった考え方の延長にあるものだと思います。

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 とはいえ、紙の場合、作品としてのモノをつくる費用がかかりますし、売りきれないほどたくさんつくるわけにはいかないですから、適正な量をつくらなければならない責任みたいなものを感じていました。その点、デジタルの場合は品切れという概念がないですから、別の部分で頭を悩ませる必要が出てきています。

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それは、電子書店などでよく見受けられる「試し読み」や「話数単位」での販売など、さまざまな施策にあらわれている部分でしょうか。

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 そうですね。デジタルの場合、お客様にこの作品を届けたいとこちらが考えてから実際に届くまでの時間がものすごく短いんです。テレビで紹介されたという情報を電子書店さんに伝えると、翌日から販売してもらえる。うまくすれば翌日ですらなくて数時間後にはトップ画面に表示してもらうことも可能です。
 話数ごとに販売する手法なども、お客様に買ってもらいやすいように考えられたものですし、お客様のニーズが変わればそれに合わせてフレキシブルに施策を講じられるのは、デジタルの魅力ですね。

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そのあたり、「紙からデジタルへ」という流れは一般の方々にも認識されつつあると思いますが、今後もデジタル市場は伸長していきそうでしょうか。

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 楽観はできないですね。リアル書店さんの良さのひとつとして、現金さえ持っていれば子どもでも商品を買えるということがあります。デジタルの場合、クレジットカード決済の問題などでどうしても年齢的な制約があって誰でも買えるというわけにはいきません。どんな業界でも同じだと思いますが、このまま技術的なブレークスルーがない状態で下の年齢層が入ってこないと、市場としての伸びも小さくなっていくのではないかとの危惧はあります。

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SPECIAL INTERVIEW

  • 現代ビジネスチーム 編集長
  • mi-molletチーム チーム長
  • デジタル第一営業部 部長