販売・宣伝

事件は現場(=書店)で
起きている!

販売・宣伝 / 第一事業販売部

これまでの社歴

  • 雑誌第一販売部
  • 書籍第三販売部
  • VOCE編集部・MCプロジェクト推進部
  • 生活実用第一出版部
  • 第二事業販売部
  • 第一事業販売部

私の仕事

 販売の仕事は、出版物を「売る」仕事です。そして、販売部員は著者と編集者が作った本のファーストリーダーとも言えます。編集者が持ってきた企画書やゲラを読み、「世の中でウケそう」と思える点を探し、その面白い点をどうやって書店さんと読者に伝えていくかを考えます。企画の市場性と戦略の仮説を立てたら、編集部や宣伝部と打ち合わせます。同時に販売部で進めるのが「最適な発行部数を決めること=部決」と、「書店での売れ行きを促進すること=販売促進」です。

 はじめに「部決」について。初版の部決では、過去の類書の売れ行きデータから需要予測をして部数を決めます。重版の場合は製造に2~3週間かかるため、現時点での売れ行きと過去の例を比較し、重版出来時の市中在庫を予想して部数を決定します。在庫の品切れは販売機会の損失ですし、製造過多もコスト増で全体の収益を悪化させるため許されません。「部決」は、その本の運命の一端を担っていますから、まさに販売部員の腕の見せ所。常に細心の注意を払って取り組んでいます。

 次に「販売促進」。販売部ではその本の認知拡大や増売のため、書店に著者を招いてのトークショーやデモ販、フェアの提案をしています。私もこれまで、メイクレッスンや握手会といったポップなものから、文芸や科学系のお堅いものまで様々な書店イベントを手掛けてきました。企画するときはいつも「読者、著者、書店の皆さんに喜んでいただけるもの」、かつ「講談社だからこそ出来ること」を心がけています。売り上げや読者の反応で狙い通りの成果を得られたときは、「やって良かった~」って思いますね。それまでの苦労や疲れも一気に吹っ飛んじゃいます。

販売・宣伝の仕事

ノンフィクション・文芸・児童書・コミックなどのジャンル別に分かれて、紙・電子ともに出版物の販売戦略の立案、マーケティング、宣伝・販促活動などを行い、売り伸ばしを目指します。

一番印象に残っている仕事

雑誌や書籍で活躍中の方を間近で見られて、直接話を聞ける機会は貴重ですよね。最後には感極まって涙目になるお客様もいらっしゃいます。
雑誌や書籍で活躍中の方を間近で見られて、直接話を聞ける機会は貴重ですよね。最後には感極まって涙目になるお客様もいらっしゃいます。

ありそうでなかった⁉
「雑誌×書籍×コスメブランド×書店」
のコラボイベント

以前、販売担当をしていた雑誌『VOCE』の売り伸ばしとブランディングの一環で、ヘアメイクアップアーティスト・小田切ヒロさんの『小田切流 小顔道』の出版にあたり、コラボイベントを実施しました。メディアや部署を横断したイベントは、なかなか実現に至るのが難しいもの。でもこの時は、編集者、著者、コスメブランドの担当者、書店の方々など関係者全員の才能と熱意が有機的につながって、すべてがスムーズに、雑誌や書籍の良さが伝わるイベントとなりました。会場のものすごい熱気と、著者の斬新な美容トークに感化されて、私も後でこっそりと、自腹で高級クリームを清水買いしちゃいました!

ある日のスケジュール

09:30

出荷・在庫チェック

10:00

重版検討・需要予測

データを集めて重版検討。重版が決まったら、すぐに書店へ情報を伝えます。
データを集めて重版検討。重版が決まったら、すぐに書店へ情報を伝えます。

11:00

注文書作成

12:00

他社の販売部の方と情報交換を兼ねてランチ会

13:00

企画書や報告書の作成

15:00

書店打合せ・デモ販

新刊のデモ販。事前に書店と密に打ち合わせをしました。お客様の反応を見ながらニーズを探ります。
新刊のデモ販。事前に書店と密に打ち合わせをしました。お客様の反応を見ながらニーズを探ります。

17:00

至急対応のご注文の出荷・調整など

19:00

部活動/早く帰宅できた日はゲラ読みや他社類書を読んで研究

社内にいくつか部活動もあるんです! 私はランニング部所属。日頃の運動不足解消と部署を越えた交流もできて楽しいです。
社内にいくつか部活動もあるんです! 私はランニング部所属。日頃の運動不足解消と部署を越えた交流もできて楽しいです。

ひとことQ&A

Q1

あなたが思う「講談社」の魅力

「総合」出版社である点。硬軟老若男女いろいろなタイプの方が働いていて、様々な仕事があって、面白いです。

Q2

今の部署で必要な資質は何?

ミーハー心と粘り強さ。

Q3

おすすめの本とその理由

■E.F. シューマッハー『スモール イズ ビューティフル』(講談社)
学生時代からの愛読書のひとつです。普段が「物質・物質・物質」の世界なので、休みの前日の夜などに読んで、逆にねじを巻き直し(⁉)ています。うまく気分転換できる本は、長く働いていく上で大切だなと思います。

Q4

オフの過ごし方

まとまった休みが取れれば現代美術を見る旅に出かけます。
弾丸の海外旅行になることが多いですが、現代美術を見ているときは普段とまったく違う思考回路を使うので、リフレッシュできます。あと地元の美味しいものを食べたり、地元の人たちと仲良くなったりして英気を養います。ただ、最近は時差の影響が体力的にキツくなってきたのが辛いところです。
ドイツのDOCUMENTA帰りに寄ったZKM。よくわからない作品に出会うとワクワクします。次はタスマニアのMONA狙っています。
ドイツのDOCUMENTA帰りに寄ったZKM。よくわからない作品に出会うとワクワクします。次はタスマニアのMONA狙っています。

Q5

就職活動中の方へメッセージ

私は就職活動期間中に200社以上エントリーし、150社以上に志願書を送り、最初に内定をいただいた会社が講談社でした。必死に崖っぷちを走り続けて気が付いたらありがたいことに……。という感じだったので、あまり参考にならないかもしれませんが、出版社の受験対策としては「週刊誌を読むこと」をお薦めします。楽しみながら学べますよ。
就職活動は特異な時期なので辛いこともあるかもしれませんが、その延長線上に、あなたの生き方や働き方が見えてくると思います。うまく息抜きをしながら、「今」という時間を存分に楽しんで頑張ってくださいね!