コミック(アプリ)

漫画編集者の仕事は
【拡げる】こと

なかよし・エッジ・パルシィ編集部
(パルシィ編集チーム)

これまでの社歴

  • Kiss編集部
  • なかよし・エッジ・パルシィ編集部

私の仕事

 漫画が世の中に出るまでの流れをすごく簡単に書くと、「構想やネームの打ち合わせ」→「原稿の入稿・校了」→「媒体での掲載」→「単行本化」、こんな感じなのですが、どの部分にも【拡げる】という要素があります。

「構想やネームの打ち合わせ」では、時には何時間も喫茶店で作品について話し合いながら漫画家さんの内側にある世界を【拡げる】お手伝いをします。「原稿の入稿・校了」では漫画家さんが指定した通りにセリフを入れ込むという正確さはもちろん、その上でどんな書体でセリフを表現するかなどで漫画の世界を【拡げ】たり、万が一差別的な表現が使われていないかなどを第三者目線で確認することで作品が誰も傷つけずに【拡がる】ことを目指します。「連載媒体」と「単行本」で多くの読者に作品が【拡がる】よう、積極的にプロモーション戦略を考えることも編集者の役割です。

「Palcy(パルシィ)」という私の部署では、世界最大のイラスト・漫画・小説投稿サイト“pixiv”と共同で漫画アプリを運営しています。アプリ内でもらえるチケットで漫画をレンタルして読めたり、エールでマンガ家さんを応援できたりするのがPalcyの特徴です。多くの人に作品が【拡がる】媒体をインターネット上につくる試みをしているところです。

「短いスキマ時間を充実させたい」、「好きなマンガ家さんに直接コメントをしたい」、「自分の知らないレジェンド作品を紹介してほしい」など、ユーザーの皆さんの漫画へのニーズや多様な漫画の楽しみ方に応えるサービスを提供するために、ユーザーさんの動向をPCとにらめっこしつつ日々分析しています。

 今読みたい!今読んでほしい!作品をきちんと割り出す事がアプリの部署では大切な仕事のひとつで、これも漫画と読者の出会いを【拡げる】ための編集作業だと思っています。

コミック(アプリ)の仕事

紙だけではなく、WEBやアプリの媒体も増えています。講談社には「マガポケ」、「Palcy」、「コミックDAYS」などのマンガアプリ・サービスがあり、その運営や編集作業を行います。

一番印象に残っている仕事

サンディエゴでおこなわれたコミックの祭典「コミコン」での講演の1コマ。海月姫のコスプレをした方もいて胸アツでした!
サンディエゴでおこなわれたコミックの祭典「コミコン」での講演の1コマ。海月姫のコスプレをした方もいて胸アツでした!

海月姫、アメリカ宣伝ツアー!!

 2017年夏、会社の海外研修制度を利用して1ヵ月間アメリカに行ってきました。当時担当していた東村アキコさんの『海月姫』がアメリカで大人気!ということで人気の理由をリサーチしつつ、日本の少女漫画文化についての講演もさせてもらいました。ちなみに『海月姫』がヒットしたのは“多様性の肯定があるから”とのこと。大切な想いはちゃんとボーダレスに伝わると感激しました!

ある日のスケジュール

07:00

起床。家族で朝ごはん&息子(6歳)の幼稚園の支度を手伝う

08:00

息子と夫が家を出発。帰りが遅くなる日は夕ご飯をつくってから私も出社

10:00

メールやSlack(ビジネスチャット)をチェックし、今日のタスクを決める

チームでSlackを取り入れ、スキマ時間にサクサク確認&連絡。スピーディーな運営を目指しています。
チームでSlackを取り入れ、スキマ時間にサクサク確認&連絡。スピーディーな運営を目指しています。

11:00

アプリの分析会議

12:30

社食で昼ごはん

13:30

漫画家さんと新作漫画の打ち合わせ

15:00

Palcy主催の新人コンテストについての打ち合わせ

16:00

漫画家さんから送られてきたネームを確認&打ち合わせ

マンガの編集もしています。打ち合わせに備えてネーム読み込み中!
マンガの編集もしています。打ち合わせに備えてネーム読み込み中!

18:00

週2日はこのくらいの時間に帰宅、家族で夕ご飯(遅くなった日も21時くらいには帰宅)

「編集者=深夜まで勤務」を会社全体で是正中。夫(カメラマン)と息子と近所のインドカレー屋で夕ご飯。
「編集者=深夜まで勤務」を会社全体で是正中。夫(カメラマン)と息子と近所のインドカレー屋で夕ご飯。

23:00

夫と録画したテレビをみて、あーだこーだ言ったり本やマンガを読んだり

23:30

ストレッチして就寝

ひとことQ&A

Q1

あなたが思う「講談社」の魅力

話していると「私も頑張ろう」って思える人がいっぱいいること。

Q2

今の部署で必要な資質は何?

世間のニーズを捉えること。でもニーズに応えるだけにならず、コンテンツにちゃんと誰かにとって大切な何かがあるか立ち止まれること。

Q3

おすすめの本とその理由

■桜庭一樹 『桜庭一樹読書日記』(東京創元社)
本が世界をどんどん拡げてくれる、その証明みたいなエッセイです。これも読んでみたい!あれも読んでみたい!と思う最高のブックガイドでもあります。

Q4

オフの過ごし方

身体が信じられないくらい固かったので、長く人生を楽しむべくヨガをはじめました……。
まだこのありさま……。でも毎日何か読んでいる時間が多いので、文字を追わない時間はめちゃくちゃいいリフレッシュ。
まだこのありさま……。でも毎日何か読んでいる時間が多いので、文字を追わない時間はめちゃくちゃいいリフレッシュ。

Q5

就職活動中の方へメッセージ

就活って、選別されたり、自分と向き合ったり、色々と苦しいシーンがあると思います。でも、自分を自分で掴みにいく貴重な機会でもあると思います。よい経験になるよう願っています!